サラリーマン農家のblog

農業法人に勤める人のブログです

農地について

こんばんは、まーくんです。

今日は暑かったですね。

今回は農地について書きたいと思います。

 

今は耕作放棄地が42万haあるといわれています。

農業問題の一つとして取り上げられることの多いことですが、私はこれが本当に問題なのか疑問です。

 

まず、何より耕作放棄地が増えているにも関わらず、食に困る人がいないという事実があります。輸入に頼っている部分もあるでしょうが、

少子高齢化、人口減で必要な食糧が減っている

・生産技術の向上で、面積当たりの収量が増えている

ということも挙げられると思います。

 

また、実際に企業として参入しているのでよくわかるのですが、借りやすい圃場はまず間違いなく作物が育ちにくい圃場です。

つまり、耕作放棄されている圃場はちゃんとわけあって耕作放棄されている可能性が高いということです。良い圃場はちゃんと地元の人に受け継がれるんですよね。周りの人も大体ここが良いとか分かっているんだと思います。

あと、良い圃場でちゃんと儲かるのであれば、ほとんどの場合後継者が後を継ぎます。

なので、耕作放棄地が増えるというのはごく自然的なことであり、これを無理やり活用しようとしてもお金の無駄だろうと考えています。農水省は自分たちの予算を確保したいがために言っているのだろうと、私は穿った目でみています。

農家人口も減っています(今で200万人弱だったはず)が、これも実はいいことだと私は考えています。ちゃんと儲かっているところはちゃんと跡取りがいるので、辞めていくのは儲からない人、高齢でやれなくなった(跡取りがいない)方になります。そういった方々に退場していただくことで企業や新規就農者にもチャンスが出てきます。人の流動化が進むということですね。まあ、農地の条件が良くないのと初期投資でビハインドからのスタートになりますが。

 

で、基本的に悪い農地しか借りれないといったのですが、悪い中にも

堆肥や機械を入れることで改善できる圃場と何をやってもダメな圃場とあります。

なので、初めに改善できる見込みのある圃場を選ぶということが非常に重要になりますが、そこが素人だと難しく、実際自分も苦労してます(;´・ω・)。

ただ、そういった圃場でも根気強く続けてやっていると周りの農家さんにも信用され、その内条件の良い圃場を教えてもらえたりします。地域の方からの信用を得る。結局これが企業であろうが新規就農であろうがうまくやっていくための重要な要素だと感じます。

 

今回は以上です。

またよろしくお願いします。