サラリーマン農家のblog

農業法人に勤める人のブログです

野菜の栽培について

こんばんは。

まーくんです。

 

今回は野菜の栽培について書きたいと思います。

 

私が野菜の栽培をやってきて大事だと思うのは

  1. 適期を外さない
  2. 整理整頓

以上3つだと思ってます。

1.の土ですが、やはり良い土の方が野菜は作りやすいです。

良い土とはなんぞやとなると、マニアックな話もあるのですが、大雑把に言えば団粒構造のある水や養分をバランスよく保つ土と言って、伝わるでしょうか?

結構土は場所によって違います。

そして、何度か書きましたが、新規で始める人に良い土はそうそう巡って来ません。良い場所は長くやってる農家さんに引き継がれて行くのが常です。

ただ、限界集落などで今後もしかしたらポテンシャルの高い農地を借りやすくなるときが来るかもしれません。

初めのポテンシャルが低いところでも、改良できるところとできないところがあります。水はけが圧倒的に悪い畑は改善の余地があまりない事が多いです。

土を良くするために緑肥と呼ばれるものを使ったり、堆肥を投入したり輪作をしたりします。ちゃんと使ってれば少しずつ良くなります。継続してやることで普通に作れるようにもなる可能性がありますが、そこまで忍耐できるのか。この辺り自分(お金?)との戦いになってきます。また、その土地にあった野菜というのが大抵あるので、その野菜を先ずは作ってみるのが良いと思います。

2.の適期を外さないですが、野菜には作りやすい時期があります。これを外れると非常にハードルが上がります。高く売るのであればそれを敢えてチャレンジするのも良いかと思います。ただ、適期に作った野菜は野菜の生理に従っている分、味も良いです。美味しく食べるなら間違いなく適期に作るべきです。旬を実感するのも農業の醍醐味ではないかと思います。

3.の整理整頓ですが、これは雑草の管理をちゃんと行う。機械を使うならちゃんと洗浄する。野菜の異常があれば早期に対処するなどあります。

常にあるべき姿を目指します。

結果、農作業は淡々としたものになり、面白味は減ります。つまらないように思うかもしれませんが、強い農家さんほどそつなくやります。ただ、年取ってくるとやっぱり飽きちゃってうまくいかなくなる。年取って動けなくなってうまくいかなくなるなどあります。この辺はやっぱり自分との戦いだなあと思います。

 

勿論、最後の最後は天候に左右されてしまうのも農業です。が、結構人が要因になることもあります。この辺りちゃんと分析し、継続して真摯に対応する必要があります。

 

農業って自由で楽しいイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、結構地味で飽きやすいものです。でも、野菜が素直なので、ちゃんと狙い通りにできるとやっぱり楽しいと感じます。こういった感性は農業する上で必要なんだろうなと感じます。

 

今回は以上です。

よろしければ、また読んでやってください。