サラリーマン農家のblog

農業法人に勤める人のブログです

売り場を守る

こんばんは。

まーくんです。

 

稼げてる農家さんは自分の売り場を守ります。売り場を守るためには周年で出荷することがとても大事なことになります。

買う側も一年間安定して取引できた方がストレスがかからないため、ありがたい存在となります。

野菜は旬な時期なら安定して作れるのですが、それ以外の時期だと病気になりやすかったり、虫にやられたり、そもそも高温、低温で生育しなかったりします。

そのため、産地を変えるなどして買う側は対応します。

売店にしても外食店舗にしても今は旬なものより常に同じものがあることを好む傾向があります。

作る側からすれば旬でない、栽培が難しい、美味しくないものを作るのはどうかと思いますが、こちらの需要の方が高く、これをクリアしている農家さんが稼げているケースが多いのは紛れもない事実だと思います。

周年で比較的作りやすい葉物をハウスで回転させて出荷するのが一番固い稼ぎ方だと私は思います。

周年で出荷するのは野菜にとっては微妙なんですが、働く人からすれば周年で仕事が出来るので、そういった意味では良いことです。特にハウスであれば雨でもやれるので、一年間安定した売り上げと雇用を生みます。そのレベルに達するにはなかなかハードルが高いのですが、目指すべきところだと感じています。

また、直ぐに出荷するのではなく、長期間貯蔵しながら出荷する方法もあります。生姜とか、さつまいもとか、葉物関係も貯蔵技術の向上で結構もったりするみたいです。

皆が出荷しきってなくなった後に持っていれば一人勝ち出来るので、稼げます。ただ、そのレベルにまで達するには相当な投資が必要にはなります。

これも本来の野菜の鮮度はなくなっているので、味は劣ります(さつまいもなんかは保管することで糖度が増して美味しくなるので、例外もあります)。

 

このように野菜本来の持ち味を活かすことよりも人工的にやる方が稼げる可能性が高くなります。これが買う側の要望ではあるので、人に野菜を売る以上は買う側の要望に答えるのが仕事なのだなって感じています。

 

とか、書いてますがまだまだそのレベルに達していないので、頑張ります(^-^;