規模拡大が正しいのか
おはようございます。
まー君です。
昨日、農家の所得について書きました。
まあ、農水省のデータからやっているだけなのですが、この数字を見る限りは農業で売上を増やすためには規模を拡大すべきという答えを出しがちになるかと思います。
では、本当に規模を拡大した方が良いのか、今回考えたいと思います。
まず、規模拡大のメリット、デメリットですが
メリット
・面積当たりの機械のコストを下げることができる
・機械の稼働率を上げることができる
・儲かる仕組みになっていれば、単純に増やせばそれなりに儲かる
・生産量を増やすことで販路を拡大できる
・生産性向上を狙える
デメリット
・人を雇う場合、各種コストが発生する
・買い入れて機械を導入する場合、返済のリスクが発生する
・儲かる仕組みになっていなければ赤字が増えるだけ
・増やす農地が遠いと移動が大変
ではないかと思います。
上記から考えるに
・規模を拡大したい人
・規模を拡大できる状態になっている人(稼げる状態が作れている人)
であれば機械化を進め、規模を拡大していくべきと思います。
規模を拡大して地域の農地を担いたい、規模を拡大してより大きなことをしたい、規模を拡大してより収入を増やしたい、地域の雇用を創出したいなど、大きな展望を持てる方にはぜひ拡大していってもらいたいと思います。
逆に
・今時点で稼げる状態を作れていない。
方は今は自力を上げる段階だと思います。
また、稼げているけど規模拡大を求めない方もいると思います。そう言った方は規模を拡大せずとも良いんだと思います。
それは農家さん個々人が自分でやりたい道を決め、それに向かってやっていくべきだと思います。
おそらく、飲食店で店舗を増やすのか、店舗は増やさないのかみたいな話に近いんじゃないかと思います。
農水省の資料は規模拡大を促していきたいという農水省の意図もあると思いますので、この数字は参考になっても、この数字を追いかけると良くないんだと思います。