サラリーマン農家のblog

農業法人に勤める人のブログです

梅雨時期の農作業について

こんばんは。

まーくんです。

 

そろそろ梅雨入りになりそうですね。

 

今回は、梅雨時期の農作業について書きたいと思います。

梅雨時期だと当たり前ですが、雨が多く、湿度が高くなります。

そうなると、病害虫の被害に遭いやすくなるので防除(農薬の散布)が必要になります。

ただ、防除も天気を選ぶので、天気を見ながらの作業になります。

他の作業に関しても露地栽培の場合は天気を見ながらになります。なので、天気予報を頻繁に見る時期になります。

私の場合、ヤフー天気とtenki.jpを重宝しています。1時間毎の天気や雨雲レーダーがあり、精度も高いように思います。

会社でやっている場合は雨の日に作業するかどうか、パートさんに休んでもらうかどうかというのも悩みどころです。

正直、休みにしてしまうのが一番楽なのですが、連日雨の場合はさすがに毎日休みにするのも申し訳ないので、ハウスの作業(うちの場合それほどハウスはない)や作業場の片付け、場合によっては強行で外作業したりします。

 

予報とにらめっこし、作業の予定を立て、パートさんのシフトを調整する。

作業自体はそれほど多くないのですが、なかなかストレスだったりします。

あと、雨が続けば当然作業も滞ってしまうので、作業を我慢するのもストレスです。

まあでも雨でやることなければ、休めるので良いと言えば良いんですけどね。

 

それから、雨が続いて作業できないと雑草も一気に増えるので、除草作業が大変な時期にもなります。除草剤で対処出来るところはしても良いのですが、畑の中とかだとやはり使いたくないので、出来るだけ機械や人の手でやるようにしています。

 

梅雨が明けると一気に真夏。どちらも作業するには大変なのですが、そんな中すくすくと育つ作物に負けないよう、私も頑張りたいと思います。

農業で稼ぐには

こんにちは。

まーくんです。

いやあ、暑いですね(^-^;

 

天候がイレギュラーなのがレギュラーみたいな感じで、また作物の生育にも影響が出てしまいそうです。

 

今回は私の考える農業で稼ぐ方法です。

正直、道半ばでこのレベルには至ってないのですが、目指すところはこのレベルです。

 

私の考えでは、マーケティングとか営業とかも大事な要素ではあるものの、一番大事なのはちゃんと良いものを作る。生産に注力することだと考えています。

営業力とかで販路を見つけたとしてもちゃんと作物ができず、約束を守れなければ継続していきません。逆に約束を守り、継続して出荷することが出来れば話を広げていくことが出来ます。で、ちゃんと稼げてる農家さんに聞くと自分で営業していくよりも向こうから話が来るケースが多いと聞きます。

ちゃんとやることをやっていればちゃんと稼げるようになっていく。

そう思っています。

ちゃんと作れるレベルになったのに、販路がないのであれば営業も大事になっていくと思いますが、まずは作ることが大事だと思います。

経費的にも良いものをちゃんと作ることで安くなります。

例えば、大根を作ったとします。

きれいに出来ていれば100本出荷するなら110本収穫、洗浄して箱詰めすれば良いです。

しかしながら、出来が悪いと150、場合によっては200本以上収穫、洗浄してその中から100本選ぶことになります。

生育が揃っていれば端から何も考えずに取れば良いですが、生育が揃ってないと良さそうなものを選んで取る必要もあります。

どちらが楽かは言うまでもありませんね。

また、良いものが出来ようが出来まいが、収穫までに使う経費はほとんど一緒になります。なので、売上に合わせて経費をコントロールすると言うことが基本できません。

この辺りが会社で農業をやっているとなかなか理解してもらえない部分になります。農業は経費でなく投資に近いんじゃないかと思います。

と、言うことで私は何よりも作ることを意識して仕事しています。とは言え、天候に左右されたり、肥料設計の理解がまだまだだったり、作業が遅れてしまったりとまだまだそのレベルに至ってないのが現状です。

頑張ります!

売り場を守る

こんばんは。

まーくんです。

 

稼げてる農家さんは自分の売り場を守ります。売り場を守るためには周年で出荷することがとても大事なことになります。

買う側も一年間安定して取引できた方がストレスがかからないため、ありがたい存在となります。

野菜は旬な時期なら安定して作れるのですが、それ以外の時期だと病気になりやすかったり、虫にやられたり、そもそも高温、低温で生育しなかったりします。

そのため、産地を変えるなどして買う側は対応します。

売店にしても外食店舗にしても今は旬なものより常に同じものがあることを好む傾向があります。

作る側からすれば旬でない、栽培が難しい、美味しくないものを作るのはどうかと思いますが、こちらの需要の方が高く、これをクリアしている農家さんが稼げているケースが多いのは紛れもない事実だと思います。

周年で比較的作りやすい葉物をハウスで回転させて出荷するのが一番固い稼ぎ方だと私は思います。

周年で出荷するのは野菜にとっては微妙なんですが、働く人からすれば周年で仕事が出来るので、そういった意味では良いことです。特にハウスであれば雨でもやれるので、一年間安定した売り上げと雇用を生みます。そのレベルに達するにはなかなかハードルが高いのですが、目指すべきところだと感じています。

また、直ぐに出荷するのではなく、長期間貯蔵しながら出荷する方法もあります。生姜とか、さつまいもとか、葉物関係も貯蔵技術の向上で結構もったりするみたいです。

皆が出荷しきってなくなった後に持っていれば一人勝ち出来るので、稼げます。ただ、そのレベルにまで達するには相当な投資が必要にはなります。

これも本来の野菜の鮮度はなくなっているので、味は劣ります(さつまいもなんかは保管することで糖度が増して美味しくなるので、例外もあります)。

 

このように野菜本来の持ち味を活かすことよりも人工的にやる方が稼げる可能性が高くなります。これが買う側の要望ではあるので、人に野菜を売る以上は買う側の要望に答えるのが仕事なのだなって感じています。

 

とか、書いてますがまだまだそのレベルに達していないので、頑張ります(^-^;

売り場を見る

どうも、まーくんです。

 

野菜の出荷を毎日やっていると、だんだんどこまでが出荷OKな規格なのか分からなくなる。

こんなことがあるのではないでしょうか?

農協出荷であれば共撰といって共同の選別場があり、そこで、規格を分けて出荷してくれるものもありますが、その分手数料とられるデメリットもあります。

私の会社だとほぼほぼ自分達で選別して出荷なのですが、そうなるとやはりついつい出来るだけたくさん出荷したいので、選別の基準が甘くなってしまいがちです。事前に出荷の規格を確認してやるのですが、馴れてくるとここまではいいだろうとなりがちです(この辺りは私が雑な性格ということも関係していると思います)。

そうならないためにも、行けるのであれば実際に自分が出荷した野菜がどこでどのように売られているか確認すると勉強になります。

具体的には量販店で売られているならば量販店行って自分の野菜の状態を確認する。あと、他の人の同じ野菜があるならばその人の状態も確認してみる。飲食店なら実際にご飯を食べてみる。お店の人に確認するなどです。

何よりも自分の作物が実際に使われている所を見ると励みになります。

 

まあ、何よりも一番いいのは畑にある時点で選別しなくても良いくらいの品質の良い野菜を作ることなんですけどね。これが農業の大道であり、究極の目標だと思います。

まだまだそのレベルには達していないので、今日も頑張りたいと思います。

農業で人を育てる

こんにちは。

まーくんです。

 

農業やっててつくづく思うのは、人間は野菜より難しいということです(笑)

野菜はこちらがやるべきこと(作業の時期を外さない、肥料や農薬など、適した対処をする)をやると素直に育ちますが、人間は感情があるので、なかなか自分の思い通りにいかないなと感じます。

ただ、会社でやる規模だと私一人でやりきれませんし、人がいることで助かる面も多いです。

 

人を育てる働いてもらう上で大事なことは

  • ちゃんとその人と向き合う
  • こちらの意図を伝える
  • 諦めずに伝える
  • 出来るだけ分かりやすく伝える
  • まずは自分がやってみせる

以上が大事だと思います。

書いてみれば簡単そうですが、日々根気強くやる必要があるので、初めはハードルを上げすぎないことも長続きさせるコツかもしれません。

実際、偉そうに書いてみましたがなかなか難しいですね。人を育てる前にまだまだ自分が成長せねばと最近つくづく感じます。

人のせいにせず、自分がどうすれば良かったのか日々考えるのも大事だと感じます。

 

野菜は数ヶ月で出荷ですが、人が育つのは2~3年スパンで考える必要があるので、我慢も大事です。

その先に仕事が捗り、自分が楽になるので、2,3年後や更にその先をイメージし、前向きに日々取り組む。この積み重ねが大事だと思います。

初めはなかなか苦しいです。私もなかなか大変ですが、この記事を読んで共感してくださる方がいれば、私も皆様に負けず頑張ろうと思います。

原料を作る

おはようございます。

まーくんです。

 

6次産業と言う言葉をご存知でしょうか?

今は大分浸透してきたと思いますが、

農業、漁業などの1次産業

流通、加工などの2次産業

小売、飲食などの3次産業

を掛け合わせた物を6次産業と言います。

 

企業の農業参入は多くなっています。

3次産業から農業に入る。2次産業から農業に入る。どちらもありますが、昨今色々と話を聞いていると、2次産業から農業を始める企業の方が農業への意識、取り組みの本気度が高いように感じます。

それは3次産業の人よりも農産物に近いところで関わっており、原料の確保が重要であることを痛切に理解しているからなのだと思います。

3次産業の参入は結構形から入る所が多く、ファッション的な始め方が多いように思います。まあ、それだと大抵失敗するので、撤退するなり方向転換するなりしています。実質農家に委託していて名前だけ会社の名前をつけている農場が所が多いのも3次産業だと感じます。

2次産業は原料の確保が目的で始めているので、自分達で農場を持つこともそうですが、農家さんの作業の手伝いに行くところもあります。機械化を進め、委託を請け負う形を作ることで農家さんに栽培を続けてもらう。農家さんがよそに売ることをなるべくしないようにしています。

農家さんとの接点も多いので知見も集まり、自社農場の技術も上げやすいように思います。

実際、初めは私達の農場の方が技術的に上だった所も私達の農場や他所の畑を見ることで知見も集め、今では特定の品目であれば私達の農場よりもちゃんと作れるようになったのを見ています。

6次産業を目指す上で大事なのは加工ノウハウ。そして、加工にあった栽培をすべきなんじゃないかと最近思っています。ただ、加工の難点は野菜の重量当たりの単価が青果用に比べて半額以下になるケースが多いことです。なので、農業だけやる人はどちらをメインにやるか、明確にしてそのメインに合わせた栽培体系を作っていくべきです。

 

 

高速バスのススメ

こんばんは。

まーくんです。

 

皆さんは高速バス乗ったことありますか?

都市部から2~3時間離れたところだと、高速バス結構便利です。

今回は高速バスの良いところ、良くないところ書きたいと思います。

高速バスの良いところ

  • 座れる
  • 停車場所が少ない
  • 電車より早く着く
  • 予定より早く着くことも多い
  • 地方だと駐車料金が安い(場所によっては無料)

基本的には電車と比較した場合になります。

何よりも良いのは座れることです。都市部で電車だと座れないことも多いですが、高速バスだと間違いなく座れます。人が少なければ2席分使えてリクライニングも使えるので電車移動よりも快適です。

また、高速バスは乗る場所は基本的には時刻表に乗っ取って動きますが、降りるところは早ければそのまま早く動きます。なので、時刻表よりも早く到着することがよくあります。地方だと電車の乗り継ぎなどで時間がかかり、バスの方が早いケースも多いです。また、駅の駐車場より高速バスの駐車場の方が安いことが多いです。駅から離れたところに住んでいて、駅に行くにも自動車という方であれば高速バスはかなりメリット多いんじゃないかと思います。高速バス乗り場って意外とたくさんあるので、是非調べて見て欲しいです。

高速バスのデメリット

  • 本数が少ない
  • 渋滞にあうと予定より遅れる
  • 運ちゃんのサービス力のばらつき

高速バスの最大のデメリットは本数が電車に比べて少ないケースが多いとことです。なので、高速バスの時間に合わせて行動する必要があります。

ただ、夜行バスなど電車よりも遅くまで動いていることもあるので、要チェックです。

また、高速道路が渋滞になっていると予定より遅くなることもあります。混む時期は覚悟して乗る必要がありますし、事故など突発的なことで遅くなることもあります。時間の縛りがあるときは電車にした方が確実かもしれません(電車も電車で遅延はありますが)。ただ、私の経験上は予定より遅くなるよりは早くなることが多いです(乗る高速バスの通るルートにもよるとは思いますが)。

あと、愛想の良くない運ちゃんも結構いるので、それで不快になることはあります。電車の車掌さんでそう思うことは少ないかと思います。

以上のように、高速バスのメリット、デメリットありますが個人的にはメリットが多いと思います。

実際、家の近くにどのような高速バスがあるか調べてみると新しい発見があるかもしれません。高速バスで快適な思いをする方が増えれば良いなと思い、書いてみました。