高く売れる野菜
毎度、まーくんです。
今回は高く売れる野菜について書きたいと思います。
高く売れる野菜は簡単に言ってしまえば誰もやっていない時に誰もやっていないものを作るということです。
なんかアホみたいなこと言ってると思うでしょうが、これにつきます。
一番分かりやすいのが夏場のレタス。
基本的にはレタスの生育の適温は15度から20度くらいといわれているので平地で作るのは難しいです。でも、高原のある長野では作れるので、長野では早朝の涼しいときに収穫し、朝には出荷を終わらせるということをしています。長野は東京にも近いということもあり、それで冬は働かなくてもいいくらい稼いでいる人が多いといいます(その代わり夏場はかなり大変)。そして、そういったところだと後継者も多いといいます。
逆に冬場にビニールハウスなどで暖かくして栽培するというのもあります。
この場合施設や燃料代がかかったりするので長野程儲かるとは言えないかもしれませんが、周年出荷を行うことで年間安定して売り上げをとれるという方法ではあります。
また、あんまり作る人が少ないものを作るというのも手段です。ただ、マニアックすぎると販路も狭まるので大量に栽培するのは向いていないと思います。あと、流行りだすとみんな作るので、その辺り難しかったりします。
野菜の販売方法についてはこちらも見てください。
皆が作らない時に作れれば稼げるは稼げるのですが、基本的に自然の摂理に逆らっているので味という面ではいまいちです。つまり、まずい野菜を作ることが稼ぐコツだったりします。
もちろん、作り手は美味しくなるように作りますし、今は品種改良など技術的に改善されている部分も多いのですが、野菜の摂理にしたがった適期適作の野菜の味には到底かないません。
野菜を上手に作るためには適期適作を外さない。これに限ります。そうすると農薬の使用も少なく抑えれます(作物によっては農薬使わなくてもいいものもあります)。
ただ、みんながうまく作れる時期は皆が作るので大量にでき、価格が安くなります。豊作だと段ボール代や運賃にもならない価格だから、産地で廃棄するということも発生するのはこういった背景があります。
ちなみに、私の会社(というか私)はまだ適期適作を外してもうまく物が作れるほどの力がないので、基本的には適期適作を外さないようにすることを一番注意して作業の計画など作っています。で、販路の確保は会社に頼っています。この辺りは会社でやっているから助かるところです。適期適作を心がける場合、値崩れしないように契約を結んで単価を確保するのが重要かと思います(不作で単価が高騰しているときには安い値段になってしまったりもするので、これも一長一短な部分はあるのですが)。
美味しいけど高く売れない野菜と美味しくないけど高く売れる野菜。どちらを作りたいか最近の悩みどころです。
以上です。
よろしければまた来てください。