ビニールハウス
こんばんは。
まーくんです。
今回はビニールハウスについて書きたいと思います。
私の勤め先では露地での栽培がメインですが、少しだけ施設栽培(ビニールハウス)もやっています。
施設栽培の方が天候に左右されにくい分、収益が安定しやすいのが何よりのメリットで、面積を広げずに売上を増やすのであれば、施設栽培にしていくしかないと思います。
デメリットとしては設備にお金がかかることです。ビニールハウスもそうですが、灌水の設備も必要ですし、ビニールなど経年劣化するので買い換えも必要になります。冬に暖房を行うのであれば、暖房器具、重油代なども発生します。
私が知る限り、結構稼いでる農家さんはハウスを増やし、一年中同じ野菜を出荷するようにしています。
一年中出荷するというのが非常に大事で、買う側からすれば取引先を一ヶ所にできる。価格も一定にできるので好まれます。農家側も売り先が安定すれば売上が安定するので、経営が安定します。農業で一番難しい雇用の安定も可能になります。
書いてしまえば至極当たり前なように思えますが、これが実に難しい。
夏と冬では当然、野菜の育ちかたも違います。必要な資材も増えます。品種も色々と変えてやっていく必要があります。面積もそれなりに必要になるので、お金もそれなりにかかります。ノウハウの蓄積に時間もかかります。
そのため、このレベルの農業がやれているのは代々農家でやっている方ばかりです。
新規就農だと、野菜セットで野菜を変えながら年間出荷するパターンが多いですね。まあ、それもそれで難しいですが。
ちなみに、最近流行りの植物工場ですが、基本儲かりません。
理由は設備にお金がかかりすぎるからです。
日本だと災害が多いので、余計にコストがかかるみたいです。
上記した稼ぐ農家さんは施設ですが、できるだけ簡易な設備でやっているように思います。
自然の力って安上がりなんですよね。
今回は以上です。
よろしければ、また見てやってください。