サラリーマン農家のblog

農業法人に勤める人のブログです

農地について

こんばんは。

まーくんです。

 

今回は農地について書きたいと思います。

日本の農地は現在、450万haくらいあります。

(2)農地面積の動向:農林水産省

 

少しずつ減っており、農業人口同様、問題視されています。耕作放棄地も増えており、それも問題視されています。

 

しかしながら、農業人口の問題同様、農地も今のところ問題ないと言うのが私の見解です。高齢化が急速に進み、農業人口が減るのは今は大丈夫でも将来はどうなるか分からないのに対し、農地に関しては無くなるものではないので、より楽観視しています。

 

私が楽観視している理由のひとつに、どちらかと言えば過去に農政が過剰に農地の造成を行っていたことを挙げたいと思います。

国の事業で造成された農地は全国に結構あります。上手くいっている農地もありますが、土のポテンシャルが低いために稼げないところが多くあります。

で、放棄される土地というのは、結局そういった稼げない農地になります。

つまり、現在放棄されている農地は訳あってそうなっている可能性が高いということです。良い農地なら回りの人が分かっているので借り手がつきますし、稼げているなら大抵後継者が跡を継ぎます。

 

また、反収の向上、人口の減少により、必要とされる農地が減っているのも理由だと思います。

理論的に言えば、生産性の高い、日本人が飢えずにすむ最低限の農地にのみ補助を行うようにするのが最善の農政だと思いますが、しがらみが強いので、そうはならないでしょうね。多分、もう少し減っても問題ないと思います。

 

まあでも実際、島国で平地が少なく、天候も不順な日本より、広大な大陸の農地の方が基本的には農業に向いているように思います(特に面積を必要とする穀類)。機械の動力源の燃料も輸入に頼っているので、結局は国内で自給することより、外交に力を入れる方が得策なんだろうと思います。

 

ということで、日本の農地も農業人口もまだ多い。食糧自給率も問題ないと言うのが私の見解です。騒ぐのは農水省が税金の割り振りを増やしたいから(農協もそれにあやかりたい)ってのが最大の理由なんじゃないかと推察しています。

 

まあ、こんな邪推しつつ、もらえる補助金はもらってるのであまり偉そうなことは言えませんが。ただ、補助金から脱却できるくらいの力をつけとかないと、日本が財政破綻する可能性を否めないので、そういった会社になるよう、私も現場で頑張りたいと思います。