サラリーマン農家のblog

農業法人に勤める人のブログです

農業法人に勤めるということ

こんにちは。

まー君です。

今日は、農業法人に勤めている私の実感を書きたいと思います。

 

農業法人といっても色々あるのですが、働くなら自分での権限がもてる所にした方が良いです。

というのも、自分の権限で休日を決めれたり、作るものを決めれたり、実際に収支の計算をすることで独立した方が良いのか、このまま勤めた方が良いのか、あるいは、農業は趣味レベルにし、他の仕事をした方がいいのかなどリアルに理解することができます。

農家のおっちゃんの元で働くと農家のおっちゃんの気分に左右され、その割に給料もそれほど良くないことが多いので結構しんどいんじゃないかと思います。

あと、ぶっちゃけ農業って基本的に儲からないので普通の企業の給与よりは基本的に安くなります。農業以外の部門がメインであり、賃金体系がどの部門も統一されているような会社であれば赤字でも給与は出るので良いんですが、そういった企業はごく一部だと思われます。また、赤字続きであれば持続可能な部門とは言えないので、親会社の顔色を見ながら仕事をすることにはなります。

 

私は親会社のある農業法人に勤めていますが、なかなか親会社に理解されないこともあります。

例えば、野菜が台風で壊滅したとします。親会社は種を播き直せと言います。しかしながら、元々種を撒いた時期と台風の後では時期がずれるため、栽培の難易度が上がります。特に昨年みたいな遅い時期の台風だと、種を播いても寒くて大きくなりません。で、結局手間ばかりかかって出血が増えます。こうした時はおとなしく次の作付の準備を進めるのが一番出血は少ないです。また、やるのであれば被害後の時期に作れるものを作るだと思います(ただ、これも新規販路の確保など意外と一筋縄ではいきません)。

また、農業では農繁期、農閑期があり、忙しい時期は1日10時間以上やっても作業終わらない時もあれば1週間休んでも問題ない時期があります。しかしながら、会社の労務としては毎月安定した勤務時間、休日を求められたりします。

まあ、親会社と交渉するレベルの立場ではないんで、私が直にストレスを感じることはあまりないのですが。

そういったストレスはある反面、販路は親会社の方でも作ってくれたり、投資したいときにお金出してくれたり、他の農業法人よりはまともな給料もらえるんで、メリットもあります。少なくとも、新規就農するよりはいい条件で農業出来ると感じます。法人で勤めている方が大半の新規就農者よりはいい稼ぎになっていると思います。

まあ、ただ新規就農すれば社内のストレスは少なく、すべて自分の裁量(責任)でやれますし、うまくいけば法人で勤めるよりも稼げるのはあります。生き方と目標の問題だと思います。ただ、事実として新規就農で年収500万稼ぐのは本当にごく一部の人だけです。

それを何十年もやるのかと思うと、正直私は尻込みしてしまいます。

なので、私にはできない新規就農をされている方には本当に敬意を抱いて接するようにしています。

 

今回は以上です。

 

よろしければまた見てやってください。